Rika Miyatani Classic Pianist

曲種を鮮やかに生かす第一級のピアニズムと作品への非凡な親和力。 気品と洗練の歌心で高い芸術性をもたらすコンサートピアニスト。

金沢市生まれ。桐朋学園大学卒業、同研究科修了。95年第13回ショパン国際ピアノコンクール第5位入賞、一躍注目を集める。翌96年、東京サントリーホーほか全国11都市、ワルシャワ フィルハーモニーホール、パリ サルプレイエル[サル ショパン］、ポーランド図書館にてデビュー。以来25年間、活発な演奏活動を展開し続け、日本全国での公演は1000回を超える。 これまでに、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ドビュッシー弦楽四重奏団、チェコフィル四重奏団、スロヴァキア・フィル、ワルシャワ・フィル等をはじめ、国内主要オーケストラとも共演多数。国際交流基金の派遣ではポーランドとスペインの6都市で、またパリ、ウィーン、チェコ、99年ショパン没後150年演奏会、中国蘇州などにも招聘された。 ショパン作品を柱に「変化と不変」をコンサートで発信する10年リサイタル企画「宮谷理香と廻るショパンの旅（2001-2010年）」は、当時としては壮大な10年スパンの視野と理念を演奏会に持ち込んだパイオニアとして大きな反響を呼び、企画のオリジナリティと確固たる演奏表現で顕著な成果となった。 繊細で大胆、伸びやかな歌心に心掴まれるピアノリサイタルを活動の柱としつつ、ピアノデュオ「Duo Grace」や「アンサンブルφ(ファイ)」等のユニットを結成、室内楽にも音楽の魅力を表現している。また、日生劇場制作の音楽劇への出演（男装ショパン役／男装魔法使い役／少女リカーヌ役等）、テレビ・ラジオ・オンライン番組への出演、執筆活動まで、多彩な才能を発揮。演奏指導、演奏法セミナー、コンクール審査など、次世代や指導者への教育でも大きな影響を与えている。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。 さらに、「こころを耕す～宮谷理香のふるさと学校訪問」の企画では、石川県内100校の小中学校（延べ4万人）にコンサートを届け続けその後も継続、折ある毎の寄附など社会貢献への積極的な働きかけでも知られる。 全21枚のCDを発表。録音の評価も極めて高く、15枚が連続してレコード芸術特選盤に選出されるのは他に類をみない成果として特筆される。現在、「ショパンシリーズ（全7タイトル）」、「Fantaisieシリーズ（全4タイトル）」「音楽の玉手箱シリーズ（全3タイトル）」を展開。著書に「理香りんのおじゃまします！」。 第23回日本ショパン協会賞、第9回飛騨古川音楽大賞新人賞、調布市政功労者表彰、平成27年度石川県文化奨励賞ほか受賞。 「芸術家としての社会貢献」を掲げて発信を続ける姿勢は一貫しており、曲種を鮮やかに生かす第一級のピアニズムと作品への非凡な親和力、気品と洗練の歌心で高い芸術性をもたらすコンサートピアニスト。 （2022年6月現在）

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