CDリリース記念 宮谷理香ピアノリサイタル「Impromptus 彩」
2013年12月4日(水) | ||
会場 | 浜離宮朝日ホール | |
開演 | 19:00 | |
マネジメント | コンサートイマジン | |
プログラム | シューベルト/リスト | 「聞け、聞け、ひばり」による セレナーデ |
シューベルト | 即興曲集 作品142(D.935)全4曲 |
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ショパン | 前奏曲 第15番 「雨だれ」 | |
武満徹 | 雨の樹 素描 | |
ドビュッシー | 雨の庭 ~「版画」 | |
ラヴェル | 水の戯れ | |
ドビュッシー | 水の反映 ~「映像」第1集 | |
ドビュッシー | 金色の魚 ~「映像」第2集 | |
ドビュッシー | 喜びの島 |
Message from 宮谷理香 (当日配布プログラムより) 前半は「シューベルトのロマン、紡ぎだされる歌心」。 「彩」という漢字に、シューベルト天性のロマンが香る微妙なニュアンス、湧き出る楽想が移ろいゆく音色のグラデーションを意識したのはもちろんなのですが、「模様をなす”色”を選んで取り合わせる」という語義にも想いを繋げています。音色を探し続ける私たち音楽家の日々に寄り添う言葉を見つけた気がしました。さらに私の心を捉えたのは、「采」は「手の先(または爪)+木」という会意文字で、木の芽を手先で選び取る、という意味を持つこと。「樹」の「芽」を「手」で選ぶのです! 後半は「あふれる情景、至福の音空間」。 「Images 雨」「Images 水」のように色彩感あふれる情景のイメージを「映像」として形にする試みです。敢えて違いが際立つものを並べ、斬新さと意外性を超えて共鳴させたい、それをCDにだけでなく演奏会でも実現できないかと考えました。 若き日に教えられた「あなたのFantaisieで弾く」とは、今この瞬間までの時間すべてを受け止めながらいかなる表現を選び取れるか、ということ。光と影を描き、音楽と共に在る人生の喜びを船出させたいと思っています。 宮谷理香 |