デビュー15周年&CDリリース記念 宮谷理香ピアノリサイタル「Brin 芽」
2011年12月2日(金) | ||
会場 | 北國新聞赤羽ホール(金沢) | |
開演 | 19:00 | |
2011年12月9日(金) |
||
会場 | 東京文化会館小ホール | |
開演 | 19:00 | |
マネジメント | コンサートイマジン |
プログラム | べリオ | 「芽」〜ピアノのための6つのアンコールより |
ベートーヴェン | ピアノソナタ(幻想風ソナタ) 嬰ハ短調 作品27-2「月光」 | |
ベルク | ピアノソナタ 作品1 | |
バッハ=ブゾーニ | シャコンヌ | |
ブラームス | インテルメッツォ(間奏曲) イ長調 6つの小品 作品118−2 | |
ショパン | ポロネーズ 第7番 変イ長調 作品61「幻想ポロネーズ」 | |
リスト | メフィストワルツ 第1番「村の居酒屋での踊り」 | |
Message 本日は、私のデビュー15周年&CDリリース記念リサイタルにご来聴いただきまして、誠にありがとうございます。96年にデビューリサイタルを開いてから、おかげさまで15周年を迎える事が出来ました。これまでのすべての出逢いに今日の私は創られ、支えられてきました。長きにわたるご支援ご指導に、深く感謝申し上げます。 ≪Fantaisie≫のコンセプトは、実は以前からあたため続けてきたアイディアの芽を、漸く形に出来たものです。私たちが普通に使う『ファンタジー=幻想』とは違った意味を持つ≪Fantaisie≫ を、演奏で提示・表現できないものかと長い間探ってきました。 Fantaisie(仏語)という言葉には、いわゆる「幻想」という意味だけでなく、「自由な創意」「風変りで洒落た小物」「斬新なアイディアの」「奇抜なデザインの」「着想のきらめき」「恋の気まぐれ(!)」などなど、日本人にはすぐにはイメージできないような多様な語義を内包しています。「Fantaisieを探す」「Fantaisieのある演奏」「Fantaisieのある人」などと日常的に会話にのぼっていた言葉にこうした意味が含まれていることは、私にとっては大きな衝撃だったので、この驚きを流してしまわずに追いかけてみたいと思ったのです。 そしてべリオの楽譜と出逢ったことが、私の想いを発展させるきっかけとなりました。 「Brin」(仏語)=「芽」を起点として、頭文字がBから始まる作曲家たちの作品をつなげていく、そしてその「着想のきらめき」を私なりのFantaisieとして紡ぎたいと思いました。 「Brin芽」に託した、新たなる ≪Fantaisie≫ の始まりを感じていただけたら幸せです。 心からの感謝をこめて 宮谷理香 |