1997.9.12
1997.9.12
ピアニストのオフタイム Vol.2新しい家族

チョッと古いお話ですが、今年の2月14日はどんな一日だったか覚えていらっしゃいますか?
チョコレートを贈った方、もらった方。ヨミが外れたり、思いがけないハッピーに包まれたりして、この日はいろいろな思い出がありそうですよね。 私にとって・・・今年のバレンタインデーは、長い間記憶に残る一日になりました。シャンパンホワイトのラブラドール・レトリーバー。彼女が初めて家に来た日が2月14日、わが家に新たな家族が加わった日なのです。そして私は、彼女に一目惚れしてしまいました。
家へと連れ帰る車の中で、彼女は不安そうに私を見つめていました。私は時々、その背中をなでたり、足を握ったりしながら、車が早く家に着かないかと気になっていました。彼女にとって慣れない車の中は、とても苦しかったと思います。
ようやく家に着いて一安心、なんと言っても生後2カ月ですから、アッという間にオヤスミです。その愛らしい表情とユーモラスな動きに、家族全員が幸せになりました。生後わずか2カ月の犬の可愛さと言ったら!! あまりの可愛さに、シェリー(フランス語で愛しい人という意味)と呼ぶことにしました。
あの頃はA4サイズのクッションで眠っていたのに、今ではもう30キロにも迫ろうかという体格。とても子犬とは思えない程大きいけれど、まだまだ甘えん坊で、子供っぽいところがあります。どんなに疲れていても、シェリーとふれ合っていると心が和むし、優しい気持ちになれるのです。
このオフタイムのコーナーではこれからも、こんな風に、普段着の自分を見せていければいいなと思っています。