Rika Miyatani Classic Pianist

−デビュー１周年、そして 　　　ピアノを習い始めて２０年の日を迎えて（I）−


　１９９７年の３月は私にとってデビュー１周年であり、またピアノを習い始めてちょうど２０年目にあたります。去年の今ごろは大阪（３／１７）東京（３／２３）でのデビューリサイタルを前にして、毎日が公演前日のような緊張のなかで過ぎていきました。特に東京公演は、デビューリサイタルには気が重くなるほど立派なサントリー大ホールでしたので、自分の演奏だけでなく２０００人のお客様に来ていただけるかどうか大変気にしていたことを覚えています。

　今年に入ってからの演奏会はおかげさまで、公演日の数週間前には完売が続き、ご支援いただいておりますみなさまのおかげと心より感謝いたしております。３月３日の国際フォーラム（ショパンピアノコンチェルト１番・東京シティフィル）、そしてまだ２カ月先であるにもかかわらず、横須賀でのリサイタルもすでに完売になっており本当にうれしく思っております。

　満員のお客様を前に演奏ができるということは、演奏家としてこの上ない幸せです。お忙しい中会場に足を運んで下さる皆様により楽しんでいただけるような音楽が奏でられればといつも思っております。 　２月１０日の東京文化会館でのリサイタル後には、本当に多くのメールをいただきました。感想や励まし、質問などお寄せいただいたメッセージは、会場での拍手と同じようにあたたかく、私の心にひびき渡りました。皆さんがコンサートを聴きに来て下さったこと、そしてその共有した時間のなかでいろいろなことを感じて下さったことをとても嬉しく思いました。





次回はこのテーマの続編として、私がピアノを習い始めた頃のこと、そしてデビュー１周年を迎え、今後の抱負などについてお話ししたいと思っています。３月２０日頃の予定です。 　

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